今回は、パリからシドニーまで、美味しい食事や癒しのスパなどを提供している、世界最高の空港ラウンジをご紹介します。ここでは、人工的な照明、陳腐なオードブル料理、不安定なWi-Fiは一旦忘れてください。ヨガスタジオ、デトックスバー、マッサージスパ、一流シェフプレゼンツのダイニングエリアなど、世界トップクラスのラウンジでは当たり前のように導入されています。
もちろん通常であれば、こうした素敵なラウンジで贅沢をするためには、ビジネスクラスやファーストクラスで旅行しなければならず、莫大なコストがかかります。がしかし、プレミアムクレジットカードを所有しているだけで、こうした高級ラウンジを利用できる場合もたまにあります。では早速、空港ラウンジランキングをチェックしてみましょう!
エールフランス航空の「ラ・プルミエール ラウンジ」
エールフランス航空のファーストクラス専用ラウンジ「ラ・プルミエール」は、世界でも有数のスタイリッシュなラウンジですが、スタッフによるサービスもそれに負けず劣らずスタイリッシュです。パリのシャルル・ド・ゴール空港にある同ラウンジは、昨年5月にリニューアルされたばかり。カクテルバーをより明るく魅力的に、半個室のリラックスルームを増設し、新しいアート作品を設置するなど、コロナ渦の中で大規模な改装が行われました。ダイニングエリアでは、著名なシェフであるアラン・デュカス氏が開発したメニューを引き続き提供される予定です。また、ビオロジック・ルシェルシュのスパサービスも間もなく再開される予定だそうです。
アメリカン航空の「フラッグシップ・ファースト・ダイニング」
アメリカン航空の最も豪華なラウンジである「フラッグシップ・ファースト・ダイニング」は、ダラス、ロサンゼルス、フロリダ、ニューヨークJFKの各空港ターミナルに設置されていますが、現在は新型コロナウイルスの影響により閉鎖中です。ゲストはラウンジ専用テーブルにて、ローストビートとブッラータのサラダや、放し飼い肉のフィレ、マスタードクラストとブロッコリーの生ハム巻きなど、季節に応じた旬のメニューから好きな食事を注文できます。また、お手製カクテルドリンクやクリュッグシャンパンをはじめ、フランス産やアメリカ産の高級シャンパンも用意されています。
アメリカン・エキスプレスの「センチュリオン・ラウンジ」
アメリカン・エキスプレスの上級会員のみが利用できる「センチュリオン・ラウンジ」は、ニューヨークJFK空港やシャーロット空港などのターミナルに新しい施設を建設し、スタイリッシュなネットワークを徐々に拡大しつつあります。今後、センチュリオン・ラウンジだけでなく、新しくリニューアルデザインされたエスケープ・ラウンジ(センチュリオン・スタジオ・パートナー)を含め、全世界40ヶ所でラウンジを展開する予定とのことです。
地元アーティストによる装飾やインフラ、新進気鋭のシェフによる高級レストランメニュー、クラフトカクテル、サンフランシスコのナパ・ヴィンテージ、デンバーのコロラド・クラフトビールなど、ブランド全体で一貫したクオリティを維持しているのが特徴です。また、ラウンジの中にはスパを併設しているところもあり、ニューヨークJFK空港のラウンジにはスピークイージー(隠れ酒場)が併設されています。
キャセイパシフィック航空の「ザ・ピア」
イルゼ・クロフォード氏がデザインしたこの壮麗なトップクラスラウンジは、さまざまな利用客のために多様な場所を提供することを目的としています。ちなみに、同氏が過去に担当したプロジェクトには、ストックホルムのホテル「Ett Hem」やロンドンのコミュニティ施設「Refettorio Felix」があります。香港国際空港にあるラウンジ「ザ・ピア」では、床から天井までのパネルに囲まれた駐機場が見える豪華なリビングルームがあり、また、富裕層の利用客に向けて、ライトグリーンの大理石の天板を持つ馬蹄形のユニークなカクテルラウンジが用意されています。ミッドセンチュリー調にデザインされているレストランエリアでは、上質なコンチネンタル料理や、坦々麺などといったスパイシーな料理が味わえます。まさに香港の航空会社ならではのメニューですね。さらに、リラクゼーションエリアでは、シャワールームを含む8つの客室、フェイシャルマッサージやフットマッサージなどのエステサービスを無料で提供するスパを備えています。